■ DCPRG活動終了に関して 
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最新アルバム「FRANZ KAFKA'S AMERIKA」のツアーファイナルをもって活動を終了したDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの主幹、菊地成孔の日記より。この方がたまに、心のありったけを叩きつけるようなテキストを書くとき(最近ではめっきり頻度が減ったとは思いますが)、本当にグッと来てしまうのですが、
結成以来の、総てのクラウドに感謝します。書いておいて言うのもナンですが、こんなのは本当に野暮ったい手紙モドキです。こんな物を読む必要はまったくない。音楽はどんどん進み、変わり、豊かに成って行く。それで充分です。
ここに大分やられました。フジロックで思わず号泣した時が懐かしいです。
常に前に進む事、一番良い時にスパっと奇麗に止める事。という美学は、この国から失われつつあります。関係のありかたは依存一色に、欲望のあり方は退行一色に、そしてその事が既得権として、胸を張って堂々とまかり通る時代になりました。センスが古いと言われようが、つまらねえと言われようが、ワタシはそういう時代はファック以下だと思います。頭の中に次の音楽(アフター・スパンクスとしてのポップス、アフター・デートコースとしてのファンク)が鳴り始めた時、それは来るべきニューシングの到来であると同時に、一番良い時に、続けられればいくらでも続けられるにも関わらず、先に進む為にスパッと止める。という事が表現出来るな。と、ワタシは思いました。
このように仰られる菊地さんは大変正しく、また、ネクストDCPRGやネクストスパンクスは死ぬほど楽しみではあるのですが、しかし、どうしても惜しまずにはいられない僕のようなDCPRGファンの方がもし検索などで来られた時のために「MIRROR BALLS」を。
「Hey Joe」が最後の演奏となったDCPRGですが、僕が自分の葬式でかけて欲しい曲ナンバーワン(どんなランキングだって話ですが)がこの「MIRROR BALLS」で、自分の中のDCPRGを本当に終わらせるかのように、最近狂ったようにライブの「MIRROR BALLS」ばっかり聴いています。
しんみりしようがない楽器をシャッフルしたグダグダの「Hey Joe」が最後、というのは非常にらしくって痛快で素晴らしいと思うのですが、でも、聴いていて涙が出てしまったり、懐かしい色鮮やかな思い出ばかりが浮かんでしょうがないような、生産性ゼロでここからもう歩き出せないよ!ってなってしまうような、そんな別れも、やっぱりあっていいよな、とか思ってしまったり。
本当に僕にとって特別なバンドでした。

