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第十回 蔑視線
先日、ニンゲンカクセイキというバンドの企画にお呼ばれしました。初対面でしたが、とても紳士的で非マッチョな思慮深さが伺える物腰の人達で、それはそれは親切に接して頂いて、人間恐怖な自分であるに関わらず、不快感はゼロでした。この場を借りて感謝の意を。「唄」の要素は殆んど無く、「語り」と90年代後半メタルな音のバンドでしたが、その世界観はしっかり作り込まれた物(メンバーの首にくくられた「切れた縄」とか、個人的には可也羨ましい)で、その設定はなかなかの独自性を示し、そのやり方(見せ方・伝え方)の巧みさには、賢さすら感じた次第です。勉強になりました。短気で気分屋な自分の、芝居っ気の皆無なバンドじゃ、見習うにも見習えないんですけどね。
で、問題は客だよ・・・・オイお前!あの日、どのバンドの時もずっと舞台カミテ最前で無節操に媚散らしてたお前だよお前!!ディズニーの住人みたいな格好で魔法ステッキみたいな棒フリフリしてたブス(奈良で小林薫に殺された子にチョイ似)!お前!間っ違い無くクスリやってるだろ?なあ?シャブか?シャブだろ?後で知ったんだが、お前ウチのベースに馬鹿デカい声で喧嘩売ってたらしいな。半裸で舞台に立つウチの青梅子に軽く欲情し、ニヤニヤ視姦するお前の彼氏(それ自体は全然悪い事じゃない。むしろ有難い)。そこでカチ〜ンと嫉妬したお前は、青梅子に負けじと胸を出す。ライブ中の俺の目の前で。全然エロくない上にラリなので目障りなだけだが、まぁそれも勝手だ。だがな!ラリついでにみすぼらしい嫉妬のヒスを燃やし、青梅子にギャーギャーと罵声をぶつけるのは、正気とは思えんぞ?非常に残念ながら、我々誰一人その噛みつきに気付かなかった(聴こえてたら舞台に引きずり上げて全裸にして、そのユルユルの腐れおめこにGのネックがどこまで入るか公開実験ショウにしてた所だ。惜しかったな)ので、ひいていたのは客席だけだった。当の青梅子も、舞台から見えるお前の風体が只ひたすらに面白かったらしく、お前の「しょぼい胸より突き出た腹」に爆笑しながら、L7みたいなテンションでベース弾いてた(←ろくに弾けてないの意)がな。そしてその後、そのラリ女は泡吹いて運び出されましたとさ(←嘘じゃないぞ本当だぞ)。ざまぁねえな。
さぁ、皆さん。オクスリ=オシャレとする皆さん。オクスリ=ロックとする皆さん。オクスリでモテようとする皆さんよ。自らやってんのか、お猿な恋人の命令に服従してんだか、シャブだかクサだかハッパだかシンナーだか知らんけどさ、面倒な手順踏んどらんで死にたきゃサッサとサクっと死ねや。さあ死ね今死ね早く死ね。お前ら全員、「死」自体からも逃げてるムシムシ大行進だ。それにさ、そんなに旨いか?ハッパが旨いか?あんなの「ちょっと強い煙草」じゃねえかよ(セブンスターの方がカラいじゃん)。あんなもんで盛り上がれんの?あんなもんがあるだけで陽気に皆でパーティ出来るの?あんなので浸れるんだ?へえ〜単純だねえ簡単だねえ随分と。そうやってハッパ吸ってタラタラ適当なGソロ弾いて雰囲気だけをあざとく作ってさ、「これがストーナーだぜ」「シブイっすよロックっすよ」だと?それっぽい服&ツラの外人友達連れてダラダラしながら気取りくさって、「アメリカやイギリスじゃこれが当たり前だからね」とでも言いたそうだなぁオイ。ジャケにも帯にもライナーにも、日本語一つも見当たらない(意地でもローマ字。日本語表記じゃ絶対載せたくないみたいだな。かわいいね〜)。外人からヘヴィでクールとほめてもらう事が最高で最上。日本人ぽさを極力排除し、おもねって偽って必死で取り繕って、日本以外でCD出すのが何より偉くて、それこそがステイタスであり、才能の証だと。んな訳あるかよボケが!よく考えろよ?お前らのそれは、お前らの嫌いな日本語で言うと「思考停止」ってやつなの!!覚えとけよ?お前らは「ヘヴィロッカー」でも「ギターヒーロー」でも「マザーファッカー」でも「サタニックプリズナー」でも何でも無いんよ?はっきり言って、お前ら全員只の「無能な虫ケラ」「負け犬」なんだよ!だってお前ら日本人じゃん。その血をまるで活かせずハナっから逃げ腰じゃん。かと言って、どうあがいても所詮「なんちゃって」じゃん。あのねぇ、「雰囲気の薄皮の再現」も「エテ公相手の焼き直し」も「機材の知識」も、才能とは呼べませんよ?自国の文化も歴史も知らんで、そこから生まれるユーモア感覚も発想も無く、ゆえに自国の言葉でひねくって遊ぶ事一つままならない。言いたい事もありゃしない。「それっぽさ」を出したいが為に「それっぽい」英語並べてるだけなんだから、そりゃ「それっぽい」だけだよな。本当下らないよ・・お前らの「ムード音楽」は。リフが良くても歌詞聞いてさめますよ。演奏技術だけでお高くとまって(滑稽な位そこに執着してるよね。手先が器用なのがそんなにカッコいいでちゅかぁ〜?)他ジャンルを見下す前に、お前らはお前らのその安易さを自覚すべきだ。武骨で見事に隣とお揃い、体育会系メタルボウヤどもよ。お前らの「単純」「短絡」「幼稚」「浅墓」な、選択と思考。「曲は速くて髪は長い方がつええ」って?「音は歪んでて低い方がつええ」って?そんな、金や小手先で何とか出来る様な上っ面のもので、悪魔が召喚される訳ねえだろうが!!!!白痴か?お前ら皆。流行りのオクスリ貰って飾ってロック気分。意味も解らず掘り下げず、「とりあえず」のメタルピース突き上げてYEAHだのヴォ〜だの低い声作ってレスポンスして、ストーナー(←軽薄で現実逃避でヒッピー的で心底むかつく言葉だ)だのロックンロールだのと大の大人が横文字で、上手に卑怯に逃げますねえ。皆逃げるの好きなんですねえ。本質から。現実から。てめえの体に流れる血から。・・・・・・あ、また今回もテーマそれちゃった。横道に。
今週のおかず三品: 閉ざされた町/カルメンマキ&OZ 奴隷天国/エレファントカシマシ 生きてるって言ってみろ/友川かずき
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