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第二十回 恋のB級ディストラクション
「断絶間」というバンドがいる。「だんぜつま」と読む。ここ最近動き出したバンドで、にも関わらず、この夏からその活動をしばらく休止するという。何故か?「若者特有の移り気フワフワ気質によりアッという間に創作意欲が失せたから」・・ではない。ならば何故か?単純な話、ベーシストが今年「夏を制さなきゃならない」立場なのである(これだけで勘の良い人には伝わる筈だ)。仕方無い事だ。彼女はまだまだ先の長い「将来のある少女」である。価値のある女である。仕方無い。ちなみにこの断絶間、メンバー四人中三人は元々、自分の企画(根暗画面)のお客さんでした。今や俺がお客さんでもあり、彼らも中学生棺桶と同じ「身を晒し創作表現する側」の人間であり、同じ「パンクバンド」マンである(共通の「敵」を嫌悪するという意味で)。先輩も後輩も無い。音楽に限らずどんなジャンルだろうと、そういう上下関係は「安易には」存在させちゃならないものである。年齢やキャリアだけで「無差別に」敬うなんて、お笑い草だ。そんな必要どこにも無い。「無駄にボサーっと年だけとったエテ公」や「年は若くても見事な覚悟とセンスで俗世大衆から独立している人間」を、俺は何人も知っている。そもそも人生の疲労自体が、年齢とは無関係だ。現に俺は16・17・18歳の頃、確実に今より疲れていた。年齢なんかアテにならないのだ。つまらない年寄りは面白い子供以下だ。当然その逆もまた然り。浅墓なジャリ女が幾らピチピチ肌していようが、試行錯誤でギラつく年増女の「いい女」っぷりにゃかなわない。行進の列からハミ出る事を怖がって、全裸でしかもロバ耳の王様を尊師扱いなど、絶対にしてはならない。してんじゃねえよ、雑魚面の元ヤンどもよ。お前らの一生は「憧れだけに終止」した後輩人生だ。年齢じゃねえ。権威じゃねえ。人間の「上下」の判断基準は、誰が何と言おうと、各々が自らが細かく嗅ぎ分けるべき「個々の人間性」だ。俺は、そいつが年寄りだろうが若かろうが周りに幾ら人だかりが出来てようが、処世の選択ばかりする樣な「カモフラージュ人間」には敬意を表せないし、親しみも湧かないし、口もききたくないので、実際「お前なんか嫌いだ」と顔に書いて応対する事にしている。適当にバンドやるな。考えるの面倒ならバンドなんかやめろ。もう一度言う。適当に生きてる奴は自省せよ!断絶間は適当なバンドではない。どろどろロックの同志である。皆が皆、俺より年は下なんだが、棺桶企画なんかに金払って一人で足運んでた様な男女なので、当然だがそこらのヤングとは違う。だって、高校の学祭で村八分のコピバンやって全校生徒をポカーンとさせる女がベース弾いてんだよ?ドラムの娘なんか杏さゆりみたいな顔して都井睦雄マニアだよ?メンバー全員が全員、本当気持悪い(褒め言葉です)。気持悪い人しか居ないんだよ断絶間(褒めてます)。ブサイクもブスも一人も居ないんよ?だけど、一人一人どこかしらが確実に気持悪い(褒めてんだからね!)。そしてその「人となり」に正比例して、全員がセンスある人間なので(そこに着目して「パンクエリート集団だ」なんて皮肉を言う人も居ますが)、作曲編曲具合も、俺は凄くグッとくる。まだ音源が無いので詞を読んだ事が無いんですが、おそらく相当いい文句を乗せてるに違いない。ライブに行って、勝手に録って持ち帰った映像を観て聴いて、次の日一日もうリフや展開のフレーズが耳から離れない。意図的で意地悪なブレイクも、ギリギリいやらしくなくあざとくなく、こういう「ポップさ」には心底惚れ惚れする。悪い事したくなる。いつか音源を手にしたら、迷う事無く俺はスケベの最中にかけるだろう。Voの窓野君は、ライブ中も普段の佇まいも(そのONOFF具合も含めて)最高にかっこいいので、俺がもし「ヒラヒラのいい女」だったらとっくに求婚してるだろう。
そんな断絶間も、あと一ヶ月かそこらでしばらく観れなくなる訳ですよ。だからこの場で言わせてもらう。観とけ。聴いとけ。偶然にも(自分が主催者に勧誘の指示を出した張本人なので、実際は偶然でも何でもないが)、断絶間の今夏最後の断絶披露は、我々との対バンである。8/25武蔵境スタットでのセンチメンタル出刃包丁企画だ。出刃包丁のVoは、「小便して怒られ殴られ血流して恥かいてブッ倒れ、それで死んだとしても、そうなる事こそ最もオイシイ」という思考ゆえ、男女差別無く、知り合い初対面区別せず、丸腰で襲いかかって来る男なので、坊ちゃん嬢ちゃんはそれだけ覚悟して、是非ご来場を。(非力で小柄のカワイコちゃんが俺の後ろに来て、俺の腕もしくは俺のズボンの靖国神社お守りをシッカと掴み、上目使い&ぬるぬるグロス唇で助けを懇願してきた場合に限り、無償で守ってやらない事も無い)
本来、真の意味でいわゆる「サタニック」なバンドのライブならば、それなりの覚悟で体験学習しに来なければならない。「俺、サブカルっつうかキワモノ系強いからさぁ」「あたし昔からいっつも皆に変わってるねって言われててェ〜。ハードコアとか結構好きでよく聴いててェ〜」みたいなカップルが、極楽鳥みたいな色どりのブリーチ髪と四連ピアスとプチ刈り上げでクイックジャパン片手に場末のライブハウスに来て、只まったり酔っ払ってそれだけで帰れると思うなよ?(余談だが、GGAllinのライブビデオで、明らかに冷やかしに来た様なメタルパーマの馬鹿が、連れの女にGGから「トイレットロック攻撃」されてムキになってるのをよ〜く目にするが、そんな所でイチャつきながらGGに侮蔑の目向けてたら当然の結果だし、本当ざまみろって思う。彼は、彼に怯えず逃げず最前で愉しんでる「本当のファン」には本気では手出さないし、実は割と冷静に「薄ら馬鹿を選んで」攻撃に及んでいる。と言うか、邪悪趣味下劣趣味のパンクスなら、てめえの女に触れた触れないでガタガタ言うな!飛び散った汚物が衣服に付いても、むしろ光栄と思え。GGのサインは色紙では無く、あらゆるGG汁の染みで汚したTシャツなんだよ?そういうのが嫌なら、シド&ナンシーのポスターお洒落に飾った部屋でディズニー映画観ながら「お前が俺の最後の女だぜ」みたいな事ほざいて豚同士慰め合って小鳥キッスでもしてやがれ!出刃のVo妖介君だって冷静に「NANA読者BECK読者的ファッション人種」だけを選んで・・・・るかどうか俺はまだちょっと断言しかねますが。あ・・そこまで余談じゃなかったな)
くどい様だが、断絶間はこの8/25のライブを見逃すと次はしばらく無い。葉蔵の言ってる事に誇張が無いか、日本のパンクロックというものが、「野球帽斜めに被ったスポーツマンシップ」や「トゲトゲと墨と武骨の表層的不良自慢」やアルバムタイトルや曲名をわざわざ「にんげんだもの風」に筆で表記する様な「童貞美化した純粋真っ直ぐ人情主義」やビート何タラーズみたいな「MTV的ロック」と、本当はどれだけかけ離れたものなのか、是非皆様、確かめに来て頂きたい。・・・・何?告知だらけ?宣伝だらけだと?宣伝だらけで何が悪いんよ!自分のバンドも勿論含め、正当に評価されない「正当に悪い不良バンド」を、少しでも多くの「覚醒の素質ある人達」に、教室・職場の隅で日々遠慮しいしいクサクサしてる「イジメられ弱者」に、そういう本当のパンクスに、伝える義務が俺にはあるんだよ。夜の夢ん中だけで恋愛してる人達に「こういう恋も如何ですか?」と、提供したいんよ俺は。折角やけ。
今週のおかず三品: 夜の精/佐井好子 BURNING BRIDGES/FAMILY 夢でドゥーアップ/Berryz工房
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