第二十一回 どきんちょ!ゲボリン

いわゆる「人間」が他者を見つめた時、果たしてどういう相手に嫌悪を抱くか?対峙した時にどんな要素を嗅ぎ取れば、そいつを「嫌う」に至るのか?そういう事も、考えて来ました。まず、おしゃべりな男は嫌われますな。おそらく皆さんお嫌いでしょう。そして、この俺こそまさに、しかも可也のおしゃべりな男であり、死ぬまでけたたましく喋り続けるに違いないのです。だからどうぞ、どうぞ嫌って下さい。今の内に、とっとと早く、基本的には無口という「キャラ」をこさえてニヒルを気取る、自虐ナルシストの「雰囲気バンド」の所にでも行って下さい。装ってるがゆえの「安定した不安定さ」の「フテクサレポーズ営業」で立ち回り、手間暇かけたエセの無造作ヘアで自然体の皮をかむり、スットンキョウだが気風には沿ってるファッションで個性的ぶる・・・そういうバンドの所に行って下さい。そういうのが好きなんだろ?皆。そのテの一派の方が、俺みたいなオシャベリ男より、本当はお好みだろ?そういうバンドなら腐る程居る筈だ(そういうバンドを実際皆そこまで嫌ってない筈だ)。中身が無いのを必死に隠蔽して、馬鹿がバレるの怖くて無口。天然ちゃんに憧れて、それがパンクと大きく間違え、天然ちゃんだと見られる為に、キケンな奴と思われる為に、デカ声のタメ口でワンフレーズ応答。「雰囲気横文字」組み立てポツリ。後はそこらのサブカルライターの「それっぽいだけ」の誇大解釈にお任せ。中身が無いから、そちらに丸投げ。昭和のお笑いも昭和のアニメも昭和の特撮もさほど好きじゃないくせに、そういうもの(昭和の文化そのもの)にドップリ浸かってもいないくせに、仮名遣いや字体選びやパッツン前髪等の表層的な「昭和テイスト」だけで昭和歌謡だと?寺山追ってるだけで良いとでも思ってないか?いわゆる「レトロ」っぽい髪型「レトロ」っぽい服装で、全部うやむやにするんだろ?それだけだろ?「歪ませばロックだぜ」と言わんばかりのディストーションギター及び「お揃い音色」のファズギターを、隣近所と全く同じタイミングでON(特にゆらゆら帝国崇拝バンドは老いも若いも作詞作曲編曲が皆気持悪い位似てる。猿真似物真似リスペクトたぁこの事だ)して技巧者ぶりやがってな。ラリーズに習ってるだけで良いと思ってないか?再現至上の懐古主義で結局は体育会系。どうせ、早川義夫のソロや三上寛の唄「そのもの」もロクに聴かない連中なんだろ。聴けない連中なんだろ。そうに決まってる。ギャルバンはギャルバンで、響きのみの無意味フレーズ連呼してノイズ外人に媚びちらしやがって。その程度のガキばっかだから、その程度のカラッポバンドがヘヴィだブルースだアシッドだトリップだサイケデリックだと称されて売り出されていくんだよ。

俺は違う。俺は違うぞ。そんな「何でもかんでもロックンロール!」のオス猿メス猿とは違うからな。まず俺はオシャベリだ。あざとい沈黙は使わない。恥ずかしい自分を、ちゃんと言いふらす。恥ずかしい他人を、しつこく訴える。隠す連中に隠されたものを、それに騙されてる人や騙されたくない人や復讐したい人に、そして馬鹿ども本人達にも、ちゃぁぁぁんと知ってもらう。「丸見え」だと伝える為に、俺はちゃぁぁんと吐いてちゃぁぁんと見せる。俺はオシャベリだ。けど、秘密ぐらいは守ります。固い約束なら破りません。只、「笑いの種」だけは無差別にばら蒔きたい。「面白くなりそう」なら、垂れ流す他に無い。ほんの少しでも面白可笑しく、愉しく、したいしなりたいんだから。結果後悔が来ようとも。ひどい孤独に掴まれようとも。自分も自分のバンドも、「オシャベリでドスケベで自意識過剰で執念深い」ものにしてしまおうと、そっちの方に動かして行こうと、本気で思っています。そのついでに、ここでゲボさせてもらってるのだ。けれど幾らベラベラやるったって、「人間誰もがそれぞれ皆尊い哲学の表現者だよ」なんて、たとえ冗談でも口にしないし唄ったりもしませんよ。それは安心して下さい。大沢舞子・加護亜依・嗣永桃子レベルの大悪魔に色仕掛けでもされない限り、転向などしません。諦念・寛容・価値相対・(地球市民的)反戦平和、それらは全て単なる「麻痺」であり「現実逃避」であり「商売用」であると、俺は思っています。それらと真逆のものだけを、俺はベラベラやる。クドクドやる。ムラムラきてんだよ毎日毎日。ゆえにネチネチになる。断っとくが、「ここでだけ」じゃねえからな。ここでの文句や怨み言は全部が全部、俺が普段から武器にしてる思考であり姿勢だ。何年も前からハッキリ口に出してるし、行動に示している(証人は幾らでも居る。中野高円寺で俺にふられた女や俺をふった女や今も遊んでくれてる人達、その全員が証人になるだろう)。それがいけないのか?それの何処がいけない?天然至上でパッパラパーティ容認の(自覚無き)狂人どもによる「わざとらしいカッコつけ」と「あざといカケヒキ」。そんなもんが次から次にまかり通るこの現世。その楽観世界の中で、そのトレンディなスマイルの中で、それらに異を唱えるが如くお堅い精神をお堅く保持し、「ごらんあそばせ」と誇示するのは、いけない事だろうか?極端なる「好き嫌い」が生まれるのは、おかしい事だろうか?その「好き嫌い」をカモフラージュ無く丸出しにするのは、馬鹿で幼稚な事だろうか?否!否!!否!!!!断じて否だ!解脱者面した年寄り(及び若年寄り)どもめ、呪ってやる。呪ってやるぞ。

あと、俺の電話にゴシックかぶれでサイコ気取りの糞だせえビジュアル系ポエムを送ってよこしたり、名前や素性の自己紹介も挨拶も無く唐突でくだらねえ質問をして来るのは、金輪際やめてもらおう。どいつもこいつもそんなに俺と喧嘩したいか?そんなに俺をへこませたいか?ならライブハウスに来て直接言え。蛆蟲め。ちゃんとツラ出せ。特に前者のビジュ系ポエムは本当勘弁して欲しい。見様見真似オンリーで嘘八百に過ぎない連中の自虐ナルシズムにはウンザリだ。もうよせ、そんなポーズは。甘えるな蛆蟲。本当に死にたきゃ、さっさとパソコン消して携帯捨てて外へ出ろ。外に出りゃ皆お前の敵だ。きっとお前を殺してくれる。最後に改めて言う。死にたいだけなら自己主張するな。「何の主張もやりたい事も無い」事でも、それを主張しようとするならば、お前のその「死にたい」は嘘だ。大嘘だ。今後は「生きたい」とでも言い変えろ。

今週のおかず三品:
絶体絶命/山口百恵
SUICIDE/DUST
泣いたままでlisten to me/バービーボーイズ

↑ページのトップに戻る↑