第五十二回 正確に知ってやろうか

色んな人達に、感覚的に・生理的に・論理的に・性的に嫌われて、コソコソと敬遠され、俺は「いい気」になっている。マゾでもナルでも無く、只ノーマル状態で、気分がいい。「痛快」というやつだ。流行りの言葉を使って言うと、「想定内」だからだ。最初の頃に描いた風景画の通り。これを承知でやっていました。覚悟して生きて来ました。そうして嫌われるべき人(合わない人)からは嫌われ、好かれるべき人(合う人)からは好かれ、何の不満も無い。やせ我慢の無い、当然だから平安な、笑える心境である。自分は決して(断じて)不幸ではない。自分自身の人間性のせい(そのせいだけである)で、色々と寄り道回り道笑って笑われて、どこまででもトボトボ歩くのは、それは好きになった。失敗しても、それは俺が俺だから。後悔するのも、俺だから。全て、俺である俺のせい。提示して曲げなかった、決めて譲らなかった、自分のせい。
けれど、学習はする。している。学ぶ度に、次に活かす。活かせている。何よりである。自分の為である。殺されない為に、死なない為に、である。散歩の途中で、気付いています。散歩しながら、把握してます。万年中学生であるこの俺が「嘘つき」だとしたら、あんたたちはそれ以上の「大嘘つき」ですよ。
全部、感付いてるからな。君の「気取り」も、君の「真似」も、小ずるい「逃げ」も、俺は知っている。スケスケだ。突っ張ったって、駄目だ。
「大人は汚い」 この青い文句は、青いけれど、やっぱり真実なんですね。君らは大人だよ。上手に利用し利用される、君は大人だ。大したもんだ。あざとくて、そして図々しい。チャッカリ性。本っ当に、チャッカリしてやがる。

ここで一つ、心掛けている事を話す。
自分は喧嘩が本当に嫌い(直前と最中と直後の、あの独特のお寒いしらけきった空気.気取り澄ました雰囲気が嫌で嫌で仕方無い。そんな息苦しい場にはいつもどうしても耐えられず、どうにか笑いを起こしたくて、その方向にだけ頭が動く)なくせに、面倒な事に激しく気が短いので、喧嘩にならぬ様歯止めをかける為にも極力、「場違いな所に安易に出掛ける」みたいな事はしない。ちっとも愉しくないし、意味がまるで無いから。
だから、俺は「自制」する。喧嘩しない様に。ならない様に。愉しい事しか、したくない。だって、じゃあ他に何を欲しがる?痛みか?陶酔か?ケッ、マゾじゃあるまいし。気持ち悪い。
もう一度言う。愉しい事しか、したくない。当然だ。俺は、難しい顔.苦しみに耐える表情をわざとらしく作り見せ付ける様な「修行僧のポーズ」すら、否定する。嫌だよ、そんな退屈な奴は。笑わせる事もロクに出来ない、つっまんない人間。酔っ払ってんじゃないよ。ガキ。才能があるなら、才能だと言うならポーズ抜きで、見せてみろ。
「一日イライラしっぱなし」になるのが最初からシッカリ予知出来ているのに、それでもわざわざ金払ってまで異国(みたいなもんだ。理解出来ても絶対馴染めない異文化.共栄不可の異星人が集ってる所は全て)に出向いて、案の定!空気や人にむかついて、仏頂面で文句垂れて帰る・・・・・・それでも「愉しい」「有意義だ」「スカっとして気持いい」なんて心持ち?んな事ァ無いだろ?もし、それで満足.納得しちゃってんなら、そりゃ加虐狂いか被虐狂いだ。気違いじみてる。理解し難い。
そのどちらでもないって言うなら、それならば、トラブル好き.モメ事大好きのヒマ人か、暴力を誇示してビビらせたいだけのマッチョ主義野郎か、イラついて物や人に当たってるテメエの姿.横顔が好きで好きでたまらない、尚且つそれを皆に見てほしい単純ナルシスト、このどちらかじゃないか?と、俺にしてみりゃ疑わしい。
俺は、そのどれでもないという意思表示として、まず、明らかなる敵性人種から甘い(ミエミエの)世辞の言葉で誘われても、乗りません。「必要とされてる」なんて受け取る程、さみしんぼじゃねえんだコッチは。だから嬉しくもない。心外だ。迷惑だ。「営業への加担」、それに呼び込もうったってそうはいかない。はっきり言って、敵なんかに利用されないし、敵なんかを利用してあげませんよ。「敵とは可能な限り(自分で出来る範囲内は極力)関係を断絶して過ごす」。これが、俺が俺の人生を愉しむ一番の秘訣です。と言うか、誰だってそうじゃないのか?

大体ね、何も好きで始めた「戦争」じゃないんだよ。無自覚に殴打を繰り返す(それこそが「暴力」である。つまり、意識的な殴打は「暴力」ではない)、無自覚な権力者(=小児病大衆。毎日の生活に密着して地道に邪魔だけをする、我が「人生の怨敵」)連中、その全員への「必死の抵抗」なんだよ。そういう「戦争」に過ぎない。つまりは、「自分を守る為」のたたかいだ。やられっぱなしじゃ済ませない。それだけの人生だ。
泣き寝入りも、ヘラヘラお道化てニヒルに追随も、御免だ。プライド位、持ってんだ。マゾじゃねえ。雰囲気屋じゃないし、喧嘩屋でもない。
俺はこの「違う!」の証として、いちいち深く考えて、選ぶ。拒絶こそが意思表示だ。

俺は、「俺が嫌うものは全部、ポーズ依存のニセモノで糞ダサい」という自信がある。この感覚だけに頼って、自身を信用して生きている。
「俺が嫌ってるもの」達に比べりゃ、俺なんざ全然駄目じゃない。お前よりもお前よりもお前よりも、俺は脆くない。毅然として正気だ。
か弱いお前は、信者なら信者らしく、包み隠す事無く自分は信者であると公言し、いつまでも信者らしく遠慮していろ。思い当たる「格の違い」を自室で一人で噛みしめろ。
たまたま環境に恵まれただけの、雑魚め。

今週のおかず五品:
NEVER SAY DIE/BLACK SABBATH
IN MY NEIGHBORHOOD/BONNIWELL MUSIC MACHINE
ミスキャスト(ライブ盤「クラムチャウダー」より)/井上陽水
星に願いを(のビデオクリップ)/Cocco
月下香/マリア観音

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