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第六十六回 流行りのお猿を嫌い、流行りのお猿に嫌われながら
自分はビックリマンシール世代であり、キン消し世代であり、トレンディドラマ世代であり、志村けんのだいじょぶだぁ世代であり、とんねるずのみなさんのおかげです世代(石橋貴明という素直な悪人が昔も今も好きです)であり、ファミコン世代でもあります。 スーパーマリオのでっかくなるキノコでビックリしてた世代です。さんまの名探偵の展開(紳助の死体の横にダイヤが転がってたり等)でドキドキしてた世代です。魔界村の世界観(敵や景色や音が怖い!)にオドオドしてた世代です。エキサイトバイクでジャンプ台ばっかのコース作ってた世代です。ロックマンシリーズのボスキャラをデザインしてハガキで応募してた世代です。アイスクライマーで喧嘩(先に行くな!)してた世代です。ツインビーで喧嘩(俺が育てた鈴を取るな!)してた世代です。バルーンファイトで喧嘩してた世代(こっち来んな!)です。ハイパーオリンピックで指先を焦げ臭くしてた世代です(自分の連射はこするタイプでした)。ボコスカウォーズをクリスマスにデパートで祖母に定価で買わせた事で、未だに罪の意識を背負っている、そんな男ですよ(祖母へのその「ひけめ」を忘れない為に、携帯電話の着メロに現在、あの暗〜いタイトル曲を設定しています)。 はっきり言って、ファミコン(ディスクシステムまでは親しみました)以降の小洒落たゲーム機には、一切まるで興味が無い(ファミコン本体みたく「煮玉子みたいな色」になんか、どうせならないんだろ?)し、音も画も気に入らないんです(テレビゲームはテレビゲームらしくあるべきで、アニメや映画に近付ける必要は無いんじゃなかろうか?映像や音を進化させる事だけに必死になるクリエイターとやらを、俺は中学生として一生!小馬鹿にし続けてやる)。どんなにキラキラでクリアになっていようが、魅力を全然感じませんよ。様々な機能も、矢鱈多い操作ボタンも、ファミコン以降のものは全てが自分には「やり過ぎ」に感じます(スーファミの時点で既にもう、音も画もコントローラーも鬱陶しく感じ、自分はテレビゲーム文化から敬遠し始めました。まず、操作なんざ十字キーとABとスタートセレクトだけで充分だと本気で思う)。 やっぱファミコンだよ。と言うか自分には、ファミコンしか合わないのである。あの、寂しくて切なくてかっこいい四和音しか、あのずんぐりむっくりなキャラクターやガコガコした風景しか、あの「色で覚えろ!」と言わんばかりの単色カラーボディのファミコンカセットしか、自分は愛せないのだ。 勿論、すぐバグったり何度もカセット抜いてフーフーしなくちゃいけない所だけは、愛しきれないと言うか本当に本気で頭にくるので、「ブタ!!」って吐き捨てながら(←人や物に腹を立てた時に出る自分の昔からの口癖)何度も蹴り飛ばしたり放り投げたりはしましたよ。でも!それでも!自分はファミコンが好きですよ。テレビゲームの類は、ファミコン「だけ」が好きですよ。 自分はつまり、ファミコン世代と言うより「ファミコン派」なのである。そして最早これは、時代遅れの居直りに過ぎないのである。
何週か前の当コラムで、自分がラジオDJ気取りで「今週のおかず」として楽曲を紹介する際(毎週ちゃんと聴きながら文章書いてるので、出来れば読者の皆様も、挙げてある曲を探し出して是非!聴きながら読んでみて欲しいです。ちゃんと毎回、「モンド的観点からピックアップしてサブカルおたく中年を笑わせるつもり」的なウケ狙い等は一切無く!本当にかっこいい曲だけを真面目に、その回にマッチする曲を考えて、選んでるつもりです)に、難易度が高くて有名なアクションゲーム「ロックマン」の曲を一曲選んだんですが、偶然にも!「普段極端に一人ぼっちなので何かにつけて祭だの炎上だのという言葉を都合良く使って例え疑似でも皆で大騒ぎの一体感でノリノリに盛り上がりたい人恋しくてしょうがない根性無し意気地無しサミシンボ人間」だけが溢れる「ネット依存」界でも、だいぶ前からその曲が大人気だという事を、パソコンを持たない自分はつい先日やっと、知ったのです。 あの曲は、あの曲の人気には、連中の手によって火がつけられていました。しかもそれは完全に「余計」な火でした。 あの曲のメロディには、何処のニートが作ったんだか(どうせ電車男とか作った現実逃避連中だろ?)笑いのセンスゼロなサラリーマンの宴会御用達っぽい「寒い歌詞」を付けられ、尚且つあの音には(個人的にはこっちの方が嫌でした)、糞ダサい「打ち込みアニメタルアレンジ」まで施され、目立ちたがり屋のネット依存界内で「熱唱コンクール」されていたのだ。 びっくりしました。がっかりしました。嫌な気持ちになりました。正直「名曲を汚された」などと真剣に激怒する気は毛頭ありませんが、そんなに唄って披露したいならもう少し笑える詞をつけてみせろっての。あと、くどい様だが余計な宅録アレンジすんなって。才能ねえんだから(ヤケクソ気味に唄ってる面白いのもあったが、いかんせん歌詞がつまらな過ぎてまるで笑えない。笑いのレベルの低さと言葉選びのセンスの貧しさは、ギャルやチャラ男を泣かそうとして大流行の「ケータイ小説」とほぼ同レベル。全フレーズ糞寒いが特に「君がくれた勇気は〜♪」がオタウケ狙いであざとくて本当に嫌だ。ネットにベッタリ軍団は本当にどいつもこいつもモエモエアニメの見過ぎ!モエモエ声優及びモエモエ文化に騙され過ぎ!モエモエ流行に乗っかり過ぎ!その「君」とやらはお前に「勇気」をあげた覚えなんかねえっつーの。更に意地悪言わせてもらえば、顔も名前も素性も明かせず便所の落書き程度で人を見下ろした気になってる「度胸の無い野次馬ザル」のお前が持ってる「勇気」とは、一体何だね?ネット依存の蛆蟲病人に、「勇気」なんか果たしてあるのかね?「名無し」と しての偉そうな態度と知識と口だけが達者で、何の行動も表現も創作も出来ない徒党は、明らかに我々バンドマン以下である。ぬくぬく安全で便利なお部屋から出ずに不っ細工なルックスをコソコソ隠しながら友達恋人代わりの「即席一体感」求めて流行文字使って騒いだり、口喧嘩ふっかけて悦に浸りたくて血眼でパソコン画面に張り付いて必死でアラ探ししてるくせに冷めたフリして呆れてみせて「俺ももうガキじゃねえんだぜ」アピールして回ったり、そうやって時流に乗っかって生きてる「流行最先端の大間抜け」連中。ちなみに、連中への消えない「強い敵意」を何年か前に唄にしてみましたが、これがなかなか評判がよろしかったので、先月末に発売した新しいアルバムにも再録してみました)。
けれどもあの曲(ロックマン2ワイリーステージ1の曲)、本当にいい曲なんです。大勢の人達の胸を打つのは当然であると言えます。と言うか、ロックマンシリーズの曲はどれもこれも、本っっ当にかっこいいんですよ(※勿論それはファミコン独特のあの「音色」が大前提での話なので、最近のアニソンじみた安いトランス調MIXや糞ダサメタルギターでのコピーなんぞは、曲の良さ台無しの「余計なお世話」なのだが)。 全部が全部では勿論ありませんが、ロックマンシリーズの曲は兎に角!せつない。反射神経が可也要求されるドンパチモノのアクションゲームなので、跳ね気味なリズムの「スリリングな疾走ナンバー」が多いのだが、そのメロは主に「泣き」である。本っっっ当にもう!憎い程!「泣き」リフみたいなのを過剰に乗せてきやがるのだ。テンポが早かろうがそうでなかろうが実におセンチで、それでいて(いや!だからこそ)ジリジリとかっこいいのである。せつなくてかっこいい、ドゥームロックにも根暗パンクにもリフ歌謡にも大事なものは、真に勉強になるものは、正にこういう「暗さ」・こういう「セツナカッコヨサ」ではないかと、きむすめ葉蔵は今更ながらに強く、ここで主張します。
という訳で、ファミコン万歳。ファミコン音楽万歳。そして他人がどうであれ、「セツナカッコイイ」ロックマンの曲万歳。今回は、特に自分がお気に入りの曲を羅列して(選ぶの大変でした。本当はもっとあるんよ?)、「いかなる手を使ってでも聴いて!そして高揚し!納得せよ!」と、知らない人にこそ強く推薦して終わります(ちなみに自分は、ロックマンシリーズファミコン版全ての楽曲をMDに選り抜いて録音してまとめて、愉しんでいます)。
今週のおかず九品: ロックマン2
バブルマンステージの曲 ロックマン3 スネークマンステージの曲 ロックマン3 ニードルマンステージの曲 ロックマン3
ハードマンステージの曲 ロックマン3 ニューウェポン入手画面の曲 ロックマン4 ワイリーステージ2の曲 ロックマン5
タイトル画面の曲 ロックマン5 グラビティーマンステージの曲 ロックマン5
ワイリー戦の曲
ちなみに、自分の周りの誰に尋ねても知らないと言われるんですが「KAGE」という二人同時プレイ可の忍者アクションゲーム(勿論ファミコンです)、これの1面の曲もジメジメしていて可也セツナカッコイイので、お薦めします。
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