第八十四回 果報者は黙らない(隠蔽もしない)

まだ一ヶ月以上も先なのですが早くも、「誕生日プレゼント」というものを頂いてしまいました。俺がだいぶ前に個室ビデオで出会って以来ずっと、中古屋を虱潰しにウロウロと探し回っていた(パソコンを所持していないので欲しい物は足で探すしかないのだ)…そんなDVD「愛あるゴックン/星月まゆら」を、頂戴しました。くれた人は、つい最近中学生棺桶をユウチューブ試写可能までこぎつけた主、古くからの棺桶支持の女性(棺桶DVDの編集を「不慣れでぎこちないパソいじり」で毎回引き受けてくれるのも彼女)です。一応断っておきますが、いわゆる「ネット依存」の怠惰女ではありません(よくある、何の創作意欲も情熱もない日和見主義のパンピーゆえの別人願望による偽名で誰に向けてるんだか何の意味があるんだか何の娯楽になるんだか頭が結局よろしくないのをどの程度まで自覚してるんだか文才はおろか何の才能も一切感じさせずに流行便乗して思想の浅さと自省の甘さと経験の伴わない空論を一人前気取りで陶酔発表する「THE・烏合の衆!経験足らず棚上げ自信家ブログ」も、彼女は勿論やってません。※と言うか、話も面白くないし面白いバンドも創作活動・発表も特に何もしていないジャリどもや学生やOLは無意味なブログなどいいかげんやめて己を見つめ直したらどうだろうか?そういう人が日課にすべき事はもっと他にあるだろうよ)。彼女は過剰な程に低姿勢で遠慮がちな人間で、その昔知り合った当時は豚面のバイセクシャル女に何から何まで拘束された「窮屈な共同生活」を強いられていて、それはそれはひどく嘆いていらっしゃったので、俺と弟でそんな生活を壊してさしあげて以来、我々の身近な協力者である。面白い漫画を貸してくれたりもする。お菓子もくれる。あまりに色々何かと助けてくれるにも関わらず、何の見返り(夢をかなえて!ダイナマン!的な贅沢な要望・欲望)も主張して来ないばかりかエゴ的なものを一切まるで見せないので、さながら「中学生棺桶の愛人」の様である(こんな事を言っても彼女は心を痛めないばかりかニヤリとするに決まってる)。優しい愛人である。俺はいつも、心から感謝しているのです。とりあえず、「星月まゆら」をありがとう。
(※星月さんについては特に触れる必要はないと思いますが、この作品は、しょぼいエキストラ男優が監督の意図をいい事に己の内のデレデレを解放しているのが見れます。その痒ーい「微妙な気持ち悪さ」と星月まゆらの「固まりきった女優根性」に、作品の主旨と共に、納得させられます。例えば俺ならば相手が美人とは言え、しかもカメラの前で、こうもデレデレ出来るだろうか?…せねばなるまい。目の前の「度量ある美人」にちゃんと応えてみせねばなるまい。それが礼儀だ。筋だ)

そしてもう一つ、一ヶ月以上先ではあるのだが、ここで感謝の意を表明しておかなければならない事がある。
きたる2008年四月一日、池袋手刀で、自分の誕生日にこの俺は、ぬけぬけとライブをやる事にした。経緯はこうだ。↓
手刀店長「さっきハヤシさんと話してたんだけどさー、誕生日うちで何かやろうよ」
葉蔵「えっ!そんな…いや…」(好意の提案にたじろぐ)
店長「うちが祝う形でバンド揃えるのと、棺桶で企画やるのと、どっちがいい?」
葉蔵「いや!!祝ってもらう方でお願いします!」(高揚して調子に乗りつつ即答)
はっきり言って、只ライブするだけである。しかし、自分の誕生日にである。しかも好きな男に囲まれて(店長のDEMONS・ダマさんのマッハドリル・ヒロちゃんのRedWoodBlues…キャー!セキメン!!デレデレだー!)である。有り難い話だ。それ以前にそもそも、中学生棺桶絡みでロフトプラスワン的なふざけたノリの企画を許可・敢行するライブハウスは、このお店ぐらいであろう。昨年夏の「コクハクンニ」然り(あの企画の言い出しっぺは勿論俺ではない。池袋手刀に巣食う不良中年No.2・玉置香水テロバンドBigJokeのギター「TOSHI」ことゴリマチポセイドン堀井氏である。棺桶メンバーしむら遊子の局部をいじくり回したいバンドマンを対象に、ライブ終了後に大人の玩具片手にしむらに告白させよう、ねるとん紅鯨団のイキフンでとんねるず役は俺とポセイドンでリーバブにやろう、カップル成立したらその場で指マンなりクンニなり玩具遊びなり堂々と本当にさせよう、という企画だった。結果はほぼ成功、しむらはバイブ成金となり、そして一人の中年ギタリストの「完全なる逆恨み」を買うという「笑えるオマケ」までついた)、である。だが勿論!俺の誕生日ライブと「コクハクンニ」を一緒にはされたくはない!それから当日、店長の心配りに応える形で、我々中学生棺桶はいつもの倍の時間(一時間)演奏する事にしたので、長ーい棺桶に退屈しない方なら是非、余計な気は遣わずに手ぶらで、どうぞいつもの様にフラリといらして下さい。

話の流れだ、ついでに強く言っておこう。
例えば俺は、クリスマスもクリスマスイブもイブイブもバレンタインも騒ぐ意味が全く解らないのでわざわざ触れる事すらしない(以前どこぞのプレイガールに自室のソファの上で頼んでもいないのに「はぁい葉ちゃん、バレンタインだからねぇ…ウフフフ」と見事に局部を生チョコまみれにされてねぶられまくった事はあったが、そういう愉しそうにサカったオネエチャンからの自信満々のサービスは今でも無抵抗で受け入れるが、なければないで当然の話なので行事としてはスルーだ)が、年末と正月と親しい人の誕生日だけは必ず何かを企てて、用意して、遊ぼうと思っている。
で、自分の誕生日・自分への「お誕生日プレゼント」に関してだが(まず自分で「普段なら買わないもの」を毎年一つだけ贅沢に買います)、こんな俺なんぞに対して何かしてあげようという「気持ち」以上に有り難いものはないのであって、その他にも、中学生棺桶の暗い曲を生で聴きたい・メンバーが嫌な汗でテッカテカしてるのを生で見たい・実際喋ると葉蔵がそんなにカリカリしてない事に安心したい・実は兄より饒舌で落ち着いた口喧嘩に強い広末なのに何故に女には甘くヌルい「イエス(マン)の会会員」なのか検証したい(もしくは、グループアイドルのメンバー中で誰が好きか的な話をするのと全く同じテンションで、いわゆる「A級戦犯」の中で誰が一番かっこいいか等の話もしたい)・しむらの一人称が本当に素で「自分」なのか確認したい・hayashi3ことハヤシさんの変な歩き方と手癖の悪さを実感したい……等、そういう知的(痴的?)好奇心そのものが嬉しいじゃないか、と。そういう素直な「気持ち」だけを頂けたら、と。基本的に、いや本当に、誕生日だろうと何も物なんぞくれなくても何の不満もありませんし後々ブツクサも一切言わない事を誓います。
だがしかし!くれるのならば基本的に遠慮なく頂戴します。有り難く、受け取ります。
更に言わせて下さい。
そりゃ俺もびっくりしたい。「良いびっくり」なら大好きだ。「驚き」はいつも新鮮な「ときめき」だ。ですが、出オチの一笑いだけを狙った「持ち帰るのが困難な巨大なもの」「使い道が殆んどない冗談グッズ類」及びハートウォームな「無駄にデーハーでギョーカイ君的で場違いな花束」「顔から突っ込む以外に生かし様はない立派な丸いケーキ」等々は、一切!要らないのでその辺は切実に誠実に宜しくお願いします。本当にどうかご勘弁を。こういう事をあらかじめ言ったりすると、「ネタふりか?ネタふりなんだろ?」と邪推してその通りに用意する「ねじ曲がったサービス精神」を持った何人かの知人がニタニタと暗躍しそうだが、いや本当に欲しくないので!本当に迷惑なので!上島竜ちゃん一派的「オイシサ」とか求めてないので!だったらむしろ何もくれない(誕生日にも触れない)方が助かりますので!と、一応断っておく。要らんもんは要らん。いや本当に。
もう一人の俺が図々しい笑顔で俺に、汚く、こう囁く。「こんな事お前の一生でもう二度とないかもしれないぜ?もっと喋れ。折角だ、言っておけ」と。なので更に、最後に、俺様ついでに図々しく、一応リクエストもしてしまおうか。あくまで「ジャンル」のリクエストだが(人への贈り物にもジャンルってものがある筈だ)、「昭和特撮」「昭和アニメ」それか「エロ」もしくは「ときめき(現実的なやつ)」が、特に嬉しいでーすなんちゃってな。手作りの品もいわゆるロック然としたものも大歓迎だが、結局の所、(残念ではあるが)中学生棺桶のきむすめ葉蔵はひどく助平で気持ち悪い男だという事を、ゆめゆめ忘れないでいただきたい。幻滅するならどんどんしろ。嫌ならよしな、寄るな、である。
勿論、愛の言葉(哀の言葉?)を投げかけるだけでもそれを書き連ねたポエム(レポート用紙をホチキスで綴じたやつ)をよこされても、俺は一向に構わないし目くじらも立てないし困らない、光栄であるという事もついでだから伝えておく。俺は色んなものを面白がる男である。不平不満を並べて怒ってる「だけ」の男ではない。ポーズ(かっこつけ)が嫌なのだ。カモフラージュとはパンクの敵なのだ。突っ張り所を間違えてはいけない。要はメリハリである。俺は敵しか追い詰めない。敵以外には感謝したい。

物乞いではないんです。お誘いです。ライブに来て下さい。こういう方もおられるんですよ(←コスイネン八奈見乗児の声で)。観に来て下さい。それだけを、待ってますので。いつも。誰も来ないなんてションボリだ。そんなの、自分の責任だからな。

今週のおかず三品:
君がいるから/映画「ドラえもんのび太のパラレル西遊記」主題歌
恋の晩だな/近田春夫&ビブラトーンズ
HEX/PERCY JONES

↑ページのトップに戻る↑