第2回を読む

 身辺がバタバタしておりまして、前回以上にお時間の空いてしまった更新でまことに申し訳ありません。ダメな男ハセガワでございます!!

 というわけでゆくたけかおるさんのインタビュー第3回。今回は前回あまりにも男前過ぎる名言を連発したY君とのその後を中心とした中学生活と、初めて男性と付き合うことになった高校入学後、若さ爆発のゆくたけさんの混乱する頭の中を覗くことができる、正直僕が聞いてい



「男なんて死んじゃえばイイと思った、この愛が死んじゃうならば」

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て、こんな風に人を好きになってしまうこともあるのだなあ、なんて思ってしまう、その男性と付き合うに至るまでの経緯をお届けします。

 ごめん、やっぱこの人普通じゃないかもしれない(笑)。



ゆくたけかおる(以下Y) 「それで、Y君はサザンが大好きで、私はサザン嫌いだったんですけど、あの、『るろうに剣心』の斉藤一が好きで、中一で同じクラスになって斉藤トークで超盛り上がったりとかして」

管理人ハセガワ(以下H) 「それもあれでしょ、ちゃんとした新撰組の斉藤一トークじゃなくってあくまで『るろ剣』の斉藤一トークなんでしょ(笑)?」

Y 「カバンにペンで『悪・即・斬』とか書いたりして(笑)」

H 「馬鹿だなあー(笑)! それはよっぽどおハマりになってたんですねえ……」

Y 「でもそれも大きくとかじゃなくって、ちっちゃく、『悪・即・斬』ってピンク、黄色、水色! みたいな勢いで。で、さらに右に『稲葉浩志LOVE』って(笑)」

H 「ああ、その頃はB'zも」

Y 「ええ」

H 「サザンは嫌いだけどB'zは好きだったんだ」

Y 「あの途切れ途切れの歌い方がイヤで」

H 「でもY君はサザンが好きで、B'zが嫌いだったとか?」

Y 「Y君はサザンとtrfが好きだったの」

H 「訳分かんねーな(笑)。なんだかサザンファンが聞いたら怒りそうだなあ(笑)」

Y 「でもなんか、修学旅行の頃だったかな、『愛の言霊』が流行った時――」

H 「あー、売れましたねーあれ」

Y 「私とY君を皆の計らいで隣同士にしてくれるというのがありまして――」

H 「ああ、中学の周囲的にもゆくたけラブはバレバレで」

Y 「私わかりやすいんで(笑)。で、Y君がB'zをテープに録ってくれてて、その前に『愛の言霊』が入ってるっていうので、彼が『B'z聴く?』って言って、『聴く聴く』って聴いてたんですよ。で、2人して『愛の言霊』みたいな曲を聴いてたらもう超ドキドキしちゃいましてー」

H 「あんな訳わかんない歌い方のサザンの歌にドキドキしてしまったと」

Y 「それで私はサザンもいいなーなんてあっさり」

H 「転んでしまい(笑)」

Y 「そんなこともありつつ、中学はずっとY君が好きだったんですよ。まあ、途中教育実習のT先生に惹かれたりもしたんですけど(笑)」

H 「あー、まあね、非日常的フラグには人間弱いですからね(笑)」

Y 「ええ(笑)。でもやっぱりY君が好きなままで、もう言っちゃわないと! って感じで、終業式の前くらいだったかな? Y君に電話をかけたつもりが、Y中君にかけてしまってましてー、で、彼に『ゆっくさー、Yにかけてるんじゃねーの?』って言われちゃいまして」

H 「言われるまでY中君にかけてると気付かなかった(笑)!」

Y 「(笑)もう出た瞬間、男の子だってでもうY君だと思っちゃって……、で、『あのー、気付いているかもしれませんが――間違いでして……』て」

H 「(笑)」 

Y 「Y中君も、『うん、気付いているけど、それYだよねー?』って。『俺Y中だけど』って(笑)」

H 「Y中君も偉いねー、そこで『Yだよね?』と言ってくれる――。大人だなあ(笑)」 

Y 「で、『かけ直した方がいいよ』って」

H 「ははははは(笑)!!! いい台詞ですねー! 完璧少女漫画だねー、その間違い方ー」 

Y 「それで、『Yはどっちにしてもちゃんと答えてくれるよ』とか言われて」

H 「励まされちゃって(笑)」 

Y 「ええ。『あいついいやつだからさ』『うん、私頑張る!』って。それでY君に電話してガチャってなったら『好きです!』って」

H 「名前も言わずに(笑)! また間違ってたらどうすんの!!」 

Y 「いやあ、でも言っちゃって。まあでも今度はさすがにちゃんとY君でー、で、『ちょっと考えさせて』と。卒業式までに答えるとかそんな感じで」

H 「あー、Y君は即答してくれなかったと」

Y 「うん。で、答えはくれたんだけど――、『ゆっくのことは好きだけど……』って。やっぱり――」

H 「妹――」 

Y 「そう、妹なんだよねー。まあでも、『ちゃんと返事をくれてありがとう』みたいな感じで初失恋して――、で、塾でT先生に再会するんですよ! 塾の講師になってて」

H 「高校の時?」 

Y 「中学」

H 「えーっと、T先生に会ったのが?」 

Y 「中1」

H 「で――T先生に出会ってちょっと惹かれ、しかし結局2・3年とY君一筋でやってきて、高校受験に向けた塾で再会?」 

Y 「そうそう。でも特に気にしてなくって。で、T先生の友達のO先生って人がいまして――まあ、後に付き合うんですけど(笑)」

H 「あらららら、おおっ(笑)! 当然塾の講師――当然歳の差もありますよねー(笑)?」 

Y 「ええ(笑)。4つか5つくらい。高1の時から――まあ、今思えばロリコンなんですけど」

H 「まあー、そうですよねー(苦笑)」 

Y 「16とかですから(笑)。で、合宿とかに行くんですよその塾。それで、リーダーみたいな役目をやらされる初めての合宿だったんですけど、うちのチームは賞だとかはとれなかったんですよ。だけど『2泊3日皆で頑張ったから、よかったところだとかを皆で言いたい』ってO先生に言ったら、『じゃあお前言いだしっぺだから最初に言えよ』ってなったんですよ。で、私が皆のいいところを言っていたら、本当に皆のことが好きだったから寂しくなって『皆のこと大好きでしたー』ってボロボロ泣けちゃって。後で聞いたらO先生はそれを見てズキューンとなっちゃったらしくて」

H 「合宿を涙で〆る教え子の姿にズキューンと来ちゃったわけだ」 

Y 「教え子ではなくって――、本部とかでよく会う人で。で、私の友達がO先生のことを好きで、私は別のちょっとブサイクな先生が好きだったんですけど、一緒になる機会が全然なくって、情報を仕入れようと――それと友達にO先生のことを教えてあげられるし、とO先生に近付いていったら――」

H 「互いに近付いちゃって」 

Y 「そう。で、合宿が終わって、私は駅の東口からかなり遠いところに住んでるんですけど、O先生は西口に住んでて」

H 「2人をレールが分かっている訳ですね(笑)」 

Y 「ええ(笑)。で、うちの近くに本屋があるんですけど、突然知らない番号から電話が来て出たら『Oだけど、俺今おまえの家の近くの本屋来てるんだけど』って言われて、私は無垢に夏休みだったから、『えーそうなのー!? じゃあ遊ぼうよー』ってまんまと引っかかって」

H 「向こうはわざわざレールを跨いで来たのに(笑)」 

Y 「無邪気に『遊ぼうよ遊ぼうよ!』ってヨーカドー行ったり(笑)」

H 「久喜のヨーカドー。貴重なプレイスポットですよね」 

Y 「ええ。でも何があるでもなく、私としては普通に他に好きな男の子と遊びに行ったりもしつつ――、ある日O先生の部屋に行った時があって、そこで彼が手を繋いできたんですよ。で、私はよく分からなくなって。私にとってはあくまで友達の好きな人だったので」

H 「ああー。まあ端から見りゃ明らかにゆくたけさんが好きですけど、もう自分でそう思い極めちゃってると見えなくなってるもんなんですかねえ」 

Y 「うーん。それでも何回か会ってたら、ある日チューされて。でも私も段々好きになっていってたんで――」

H 「えー、今さらっと言いましたけど(笑)初チューですか?」 

Y 「はい」

H 「あらららららら(笑)」 

Y 「(笑)ええ、なんだかわからない内に段々好きになっていてはいて――、で、わからない内に――」

H 「わからない内にムチューといかれてしまったと(笑)」 

Y 「されたと(笑)。でもなんでされたのかわからない、と。付き合ってるわけでもないのに。――それにそもそも付き合うって何? みたいなところもあったし」

H 「ああ、何をもって付き合ってるか、っていうのはその時分では難しいとこですからねー」 

Y 「で、わからないから無垢に、『私はO先生のこと好きじゃないんだけど、O先生は私のこと好きなの?』って聞いちゃって」

H 「キスされとって『好きじゃない』ってよくもまあ言ったもんですねー(笑)!!」 

Y 「言いましてー(笑)。そしたら『さあどうだろうねー』って誤魔化されて。で、馬鹿な私は最初から狙われていたのに、その言葉に惑わされて、気が付けば完全に好きになっている自分がいて、『どうしようーO先生は私のこと好きじゃないー』とか混乱しちゃって」

H 「うんなん好きに決まっているのに(笑)。若さですかねえー」

Y 「うーん。それで、結局は好き同士になってて付き合うことになったんですよ」

H 「気が付いたらば好きになってしまっていたと――」(第4回に続く)


 ついに、初キッスも経験なされた第3回でした。しかし、普通に聞いていて、この好意は抱いてきていたとはいえ、恋愛感情的には好きでもない男性にキスされて、そこから急激に自分の方が気になってしまい、なおかつ今客観的に振り返れば明らかに自分を好きに決まっているのに、好きなのかと聞いたらはぐらかされただけなのに、「先生は私を好きじゃない!」とビックリしてしまった心理には、ああ、人間って不思議だなあ、と興味深く思ったものです。

 まあ、相手の年齢もあるのでしょうけどねえ。僕も初めてのバイトで出会った大学生くらいのお姉さん方の眩しく見えることといったらなかった(笑)。でもやっぱり「ちょっとこの子普通じゃなかったかも!」という、このインタビューの趣旨を根底から覆される恐怖心を薄らと抱きながらも――また4回目でお会いしましょう!!

 
第4回を読む

2007/10/17 ハセガワ

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