Y
「ええ(笑)。で、O先生は大体日頃12時に大学に行くんですけど、それを過ぎると電車的に行かないでいいか的な感じになるので、12時近くになると時計の見えなくなる角度で甘える(笑)」
H
「ははは! 女って怖いわ(笑)!! で、12時過ぎたら『もう行けないじゃん』『2人で一緒に遊ぼうよ』みたいな」
Y 「はい(笑)。それで8時までがっつり。で、12時になったらそのまま私も一緒に学校に行ったりもしてるんですけど、たまに8時まで」
H
「時計隠して(笑)」
Y 「遅刻日数は多かったですねー(笑)」
H
「なるほどー。好かれていたのに、いつの間にやら押しかけ女房化で付き合う形に――」
Y
「と言いますか、はっきりそういうのはなくって、疑問系の形でしたね」
H
「ああ、『私たちって付き合ってるの?』っていう例のアレですね?」
Y
「ええ、例の(笑)。『私たちのこの関係なんなのかね?』って感じで。ちょうどテレビでやってた心理テストの4択で、『ファーストキスは好奇心』っていうのがあったんですよ(笑)」
H
「おもろいなー(笑)!!」
Y
「で、『好奇心だったんだー』って聞いて、そこからそんな流れに」
H
「なるほどー。」
Y
「『いや、元から好きだった』『そうだったの?』みたいな具合で」
H
「『元から好きだったのか』『今は私も好きになっている』『じゃあ付き合うか』といった感じですか」
Y
「そうですねー。で、面倒だったからずっと秘密にしてたんですけど、徐々に女の子たちにばれていったんですよ。で、O先生は結構人気があったので、『私の方がずっと好きだったんだよ』みたいなことを言われたり(苦笑)」
H
「どんな少女漫画の悪役ですか(笑)。女社会怖いですなー、僕には理解できません(笑)! あ、そういえば、付き合ったのは高1の時ってことは、進学してもずっと同じ塾に通ってたんですね」
Y
「はい。ただ別に進学塾ってわけじゃなくって、教科書の内容をさらうような、復讐のためって感じのところだったんで」
H
「ああ、別に受験戦争にばりばり巻き込まれてた、とかじゃあないんだ」
Y
「ええ」
H
「なるほど。いやあ、付き合ってもない状態で、そんな風に受験戦争してる最中に男の家に行きまくりって凄いなあと呆れてしまっていましたよ」
Y
「あははは。でも塾長も私の同い年の娘と付き合ってたりとか、多かったですねー、今思えば」
H
「振り返ってみればロリばっかじゃねーかよと(笑)」
Y
「(笑)。塾長なんて12歳くらい離れてましたよ」
H
「塾長熱いっすねー(笑)」
Y
「で、私の青春は、O先生と、高1で友達になったE君って人と遊んでばかりで。E君は今は連絡が切れちゃったんですけど、本当に気が合って、ずっと大学に入ってもよく遊んでて。O先生が『俺とどっちが好きなんだよー』って後に嫉妬するくらいに。まあ、そこら辺もあったから、他の女の子にさっきの少女漫画みたいなことを凄まれたりしちゃったんでしょうね」
H
「相変わらず、同性の友達は少ないと」
Y
「はい(笑)」 H
「で、O先生とはどうして切れちゃったんですか(注:ハセガワは、今現在O先生とは付き合っていないことを知っていた上での発言です)?」
Y
「それはですねえ、高二の頃、地元の友達がいて、その娘のお姉ちゃんと付き合っていたN君という人がいまして」
H
「ほお」
Y
「凄い男前だと噂の人で、彼がその友達の文化祭に遊びに来て、彼女に『俺、お姉ちゃんの元彼』と言って、電話番号を渡してきた、ということがあって」
H
「おー、アピってますねえ」
Y
「ええ。だけど、友達は当時凄く内気な娘だったので、『どうしよー』って言うので、私は面白いなあと思っていたので、『かっこいいんだったらかけちゃえばいいじゃーん』と煽りまして、当時ワン切りが流行ってる頃で」
H
「ああ、ありましたねえそんな文化(笑)」
Y
「はい。で、私も便乗してワン切りしたんですよ、N君に。そしたら結構やり返されて、ワン切り友達みたいになって(笑)」
H
「ワン友(笑)」
Y
「はい、で、ホントにドラマみたいなんですけど、大宮に向かう駅のホームで、方向が逆で別れた、向かいのホームに立っている友達と話してたんですよ。今思えば相当はた迷惑なんですけど……(苦笑)」
H
「まったくですねー。大声出せば届く範囲にいる友達に電話したくない高校生の財布事情はよくわかります(笑)」
Y
「それで、ワン切りだけの関係ですけど(笑)、『超かっこいい友達ができてー』とか言ってまして、友達も『O先生にばれないようにね(笑)!』だとか言って盛り上がってたんですよ。『超かっこいいらしいよー』とか言っちゃいまして」
H
「迷惑な2人ですねー(笑)」
Y
「そしたら、ちょうどN君からワン切りの電話がかかってきて、『あ、今ちょうど来たー』って最初はさらに盛り上がってたんですけど、めちゃくちゃかかってくるんですよその後も」
H
「ほぉー」
Y
「それで、次第に『何これー、キモくない?』だとか大騒ぎしつつ、友達の電車が来たんですよ。それで会話は終わって、私も電車が来たのでドアの前に立ったら、隣に男の人が来て、『こんにちは、Nです』って」
H
「ははは! 凄いですねー」
Y
「それで、『超ありえない!』って驚いちゃって。で、本当にかっこよかったんですよ。見た目だけなら理想で」
H
「あら、じゃあこっちからO先生に冷めちゃったんだ」
Y
「ええ」
H
「まあでも当然ですよね、よりかっこいい方になびくのは。いやあ、いいですねー、ようやく僕の聞きたかった普通の恋の話になってきましたねー」
Y
「ははは(笑)」
H
「特別なことなど何もない!」
Y
「ええ、私もその頃ガキでさかってたわけですよ(笑)。で、またちょっとワルなところのある人で、周囲に強い男がいなかったので、それも相まっていいなあと」
H
「ちょうどつまらない嫉妬を受けてたりしましたしねー、O先生には」
Y
「ええ、ちょうどその頃O先生を好きな女の子だとかの塾内のゴタゴタも酷くって、だけどO先生はちっとも私を守ってくれなくって」 H
「なるほど、そんな中かっこいい男も現れ、心がすっかり移ってしまったわけですねー。O先生には直接別れを告げたんですか?」
Y
「はい」
H
「『好きな人ができた』と?」
Y
「ええ」
H
「その塾での、自分を守ってくれなかったであるとか、そういう思いも伝えたんですか?」
Y
「はい。そうしたら、O先生もそれには納得していて、悪かったと、『じゃあ俺のこと殴っていいよ』って言って」
H
「またそんな昔のドラマみたいな展開(笑)」
Y
「で、私も殴るつもりでいたんですよ。だけど、殴れなくって、泣けちゃって、涙を流しながら『好きな人のこと、殴れないって』」