K
「そうですね(笑)。やはり、当社のノウハウがあれば収益を上げられるのに――と思える物件ですと、『もったいない』と思ってしまいますし、実際にビジネスのお話をしに伺ってしまうこともしばしばです」
H
「もったいないのは資源ばかりではないと」
K 「ええ(笑)。元が自然に満ちている場所を切り開きホテルを建てるというのであれば、いかに収益が見込めるとはいえ、それこそもったいないと感じますが、同様に、たとえ人工物とはいえ、既に作られているものはやはり大切にしなければいけないのではないでしょうか」
H
「耳が痛いです(笑)。それに、ホテルをオープンさせるとなると、通常建設作業が地域に臨時雇用をもたらすというもう一つの重要な側面もありますが、その点においても、取り壊し新築するほどではなくとも、リフォーム工事において地域に雇用も生んでいるわけですね」 H 「それでは、10月1日にリニューアルオープンした、苫小牧グリーンホテルについてお話を伺わせていただきます」
K
「はい」
H
「当然のことながら、商売が上手くいかないのにはそれなりの理由があるはずで、いかに金森実業さんのノウハウが優れていたところで、そうはリサイクルしようと決断できる物件には出会えないのではと思うのですが、苫小牧グリーンホテルであれば再生できると思ったポイントはどのような点なのでしょうか?」
K
「やはり立地の良さですね。苫小牧駅から徒歩4分。新千歳空港から直行のバスが停車するバスターミナルからも徒歩4分というのは非常に魅力的でした。加えて、近年苫小牧はホテルの建設が相次いでおり、潜在的なニーズは元々大きい地域であると言えます。
H
「安いビジネスホテルに泊まると、本当に安いんだけど、インターネットには1階のロビーからしか接続できません、みたいなのが本当に多いですからね……」
K
「正に、宿泊料金が安いだけでしたら、安かろう悪かろうで済む話ですので、特に当社が力を入れている点になります」
H
「この料金で無料朝食つき、というのもサラリーマンには心強い味方ですね」
K 「はい。それのみならず、全シングルルームに140cmのダブルサイズのベッドを導入し、枕も羽毛枕と彽反発枕の2種類からお選びいただけるなど、ゆったりとお客様に身体を休めていただけるように心を配っております」
H
「なるほど。プレスリリースに、各階ごとに異なるカラーコーディネートがされている、というのはどのような意図があってのものなのでしょうか?」
K
「そちらに関しましては、地域最安値で、サービスも充実しているとなれば、獲らぬ狸の皮算用のようで僭越ですが、何度も繰り返しご利用いただけるといったケースも出てくるのではないかと想定しております」
H
「それは十二分に考えられることですね」
K
「そういった際に、以前お泊まりになられたお部屋と別のフロアのお部屋にお泊まりいただくことで、新しい別のホテルに宿泊されるような新鮮なお気持ちになっていただければ――と思ってのことです」 H
「ホテル宿泊をエンジョイするのに非日常感は1つの肝ですからね。いかに気に入ったホテルとはいえ、同じ内装の部屋に何度も泊まり続けることになると少し寂しいかもしれませんね」
K
「はい。また、反対にこのお部屋のカラーが気に入った、といった場合には、またのご利用の際にも同じフロアをご指定していただければと存じます。ただ、満席でご案内できないといったことも起こりうるやもしれませんが……(苦笑)」